拝啓 初夏の候 貴院におかれましてはますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。 長年にわたり、多くの病院様からDPCデータご提供の協力をいただきまして、厚生労働科学研究班等でのDPC関連研究を実施することができました。ここに、改めて御礼を申し上げます。
昨年度と同様、各病院様からのデータのご提供に関する業務を確実かつ効率的に行うために、データ提供に関する契約等を研究班より独立させて、新たに設立した一般社団法人診断群分類研究支援機構が行うこととしました。これにより、研究班は研究活動に専念をし、よりいっそうの成果を上げDPC制度の維持発展に貢献できるよう努力いたします。なお、この法人はDPC研究のための情報収集業務を専ら実施する団体で、私、松田晋哉が代表をつとめ、事務局は産業医科大学公衆衛生学教室内に置かれています。
平成24年度からは、以下の4つの研究班において退院患者調査、外来調査、施設調査等のデータを利用させていただいて、DPC診断群分類制度の向上、病院の機能と医療の質の評価に関する方法論の開発、および臨床研究への応用等に取り組みたいと考えております。
ご提供いただくデータは、DPC調査データの様式1、様式3、様式4、Eファイル、Fファイル、(またはEFファイル)、Dファイル(DPC対象病院のみ)です。また、以前にDPC研究班に対して提供をいただきました過去年度分のデータにつきましても一括して利用・管理させていただきますようお願い申し上げます。
外来EFファイルおよび厚生労働省保険局医療課が実施する施設機能調査等のデータにつきましては、もしご提供が可能である場合は、ご協力をお願いいたします。
データ収集のスケジュール等は承諾をいただいた後に正式にご連絡いたしますが、基本的には厚労省の調査の締め切りに準じる予定としております
本事業内容に関してご賛同いただけましたら、別添の調査毎の承諾書および別紙連絡票のご返送をお願い申し上げます。
なお、本研究においては、データの取扱および守秘義務に関しては個人情報保護法及び各種研究に関する倫理規定に則り慎重かつ厳重に運用されますこと、また、調査研究報告書等において病院名は一切公表いたしませんことを申し添えます。
研究成果につきましては、研究班から作成された報告書をお届けさせていただくとともに、調査にご協力いただける病院様を対象に、昨年度までと同様のDPC関連セミナー等を開催するとともに、ホームページ、ポータルサイトから各種ツール、研究成果等をご提供させていただきます。
貴院におかれましては、諸業務においてご多忙を極めることと拝察いたしますが、本事業の主旨をご理解いただき、調査にご協力くださいますようお願い申し上げます。
〒807-8555北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1 産業医科大学 公衆衛生学教室内 一般社団法人診断群分類研究支援機構 代表理事 松田 晋哉